「見つめる」「にらむ」「凝視」は、敵対のサイン。 | 説得力を高める30の方法
説得をするときに、相手の目を見ることは大切です。
しかし、目を見るとはいえ、適度さが必要です。
目を見ることを「見つめる」「にらむ」「凝視」と大げさにする人が、ときどきいます。
それは逆効果です。
相手に信用を与えるどころか、不快感を与えます。
人間には見つめる相手のことを敵と感じてしまう本能があります。
相手を見つめ続ける行為は「戦うとき」にすることです。
鳥類、は虫類も、戦うときには相手を見つめます。
その本能は、哺乳類である人間にとっても同じです。
ボクシングでは、一瞬でも相手から視線を外すと、身の危険に関わります。
油断ができないため、ずっと相手を見続けます。
敵対するような戦いのときにこそ、目を見つめるものなのです。
普段から相手を凝視していると、敵対されていると思われます。
説得どころか嫌われてしまうのです。
目を見る具体的な目安としては、7~8秒に1回、目を外すくらいがちょうどいいでしょう。
それ以上、見つめ続けていると「凝視」になり、それ以下だと「そらしている」という印象が強くなります。