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第32章 ニワトコの杖 The Elder Wand(2)

时间: 2023-08-11    进入日语论坛
核心提示:「移動だ。行くぞ」ハーマイオニーを押してロンと一緒いっしょに先に行かせ、ハリーは屈かがんでフレッドの腋わきの下を抱え込ん
(单词翻译:双击或拖选)

「移動だ。行くぞ」

ハーマイオニーを押してロンと一緒いっしょに先に行かせ、ハリーは屈かがんでフレッドの腋わきの下を抱え込んだ。ハリーが何をしようとしているのかに気づいたパーシーは、フレッドにしがみつくのをやめて手伝った。身を低くし、校庭から飛んでくる呪いをかわしながら、二人は力を合わせてフレッドの遺体いたいをその場から移動させた。

「ここに」ハリーが言った。

二人は、甲冑かっちゅうが吹き飛ばされたあとの壁かべの窪くぼみにフレッドの遺体いたいを置いた。ハリーは、それ以上フレッドを見ていることに耐たえられず、遺体がしっかり隠されていることを確かめてから、ロンとハーマイオニーを追った。廊下ろうかはもうもうと埃ほこりが立ち込め、石が崩くずれ落ち、窓ガラスはとっくになくなっていた。マルフォイとゴイルの姿はもうなかったが、廊下の端はしでハリーは敵とも味方とも見分けのつかない大勢の人間が走り回っているのを目にした。

「ルックウッド」

角を曲がったところで、パーシーが牡牛おうしのようなうなり声を上げ、生徒二人を追いかけている背の高い男に向かって突進した。

「ハリー、こっちよ」ハーマイオニーが叫さけんだ。

ハーマイオニーは、ロンをタペストリーの裏側うらがわに引っ張り込んでいた。二人が揉もみ合っているように見えたので、ハリーは一瞬いっしゅん変に勘かんぐって二人がまた抱き合っていたのではないかと思った。しかし、ハーマイオニーは、パーシーを追って駆かけ出そうとするロンを抑おさえようとしていたのだった。

「言うことを聞いて――ロン、聞いてよ」

「加勢かせいするんだ――死し喰くい人びとを殺してやりたい――」

埃と煤すすで汚れたロンの顔はくしゃくしゃに歪ゆがみ、体は怒りと悲しみでわなわなと震えていた。

「ロン、これを終わらせることができるのは、私たちのほかにはいないのよ お願い――ロン――あの大蛇だいじゃが必要なの。大蛇を殺さないといけないの」ハーマイオニーが言った。

しかしハリーには、ロンの気持がわかった。もう一つの分ぶん霊れい箱ばこを探すことでは、仕返ししたい気持を満たすことはできない。ハリーも戦いたかった。フレッドを殺したやつらを懲こらしめてやりたかった。それに、ウィーズリー一家のほかの人たちの無事を確かめたかった。とりわけ、間違いなくジニーがまだ――ハリーはそのあとの言葉を考えることさえ、耐たえられなかった――。

「私たちだって戦うのよ、絶対に」ハーマイオニーが言った。「戦わなければならないの。あの蛇へびに近づくために でも、いま、私たちが何をすべきか、み――見失わないで すべてを終わらせることができるのは、私たちしかいないのよ」

ハーマイオニーも泣いていた。説得しながら、焼け焦こげて破れた袖そでで、ハーマイオニーは顔を拭ぬぐった。そして、ロンをしっかりつかんだまま、ハーマイオニーはフーッと深呼吸して自分を落ち着かせ、ハリーを見た。

「あなたは、ヴォルデモートの居場所を見つけないといけないわ。だって、大蛇はあの人が連れているんですもの。そうでしょう さあ、やるのよ、ハリー――あの人の頭の中を見るのよ」

どうしてそう簡単にそれができたのだろう 傷痕きずあとが何時間も前から焼けるように痛み、ヴォルデモートの想念そうねんを見せたくてしかたがなかったからだろうか ハーマイオニーに言われるままハリーが目を閉じると、叫さけびや爆発音や、すべての耳障みみざわりな戦いの音は次第に消えていき、ついには遠くに聞こえる音になった。まるでみんなから遠く離れたところに立っているかのようだった……。


    “快走,快!”
    他把赫敏推上前,让她和罗恩一起走,自己俯身拽住弗雷 德的胳肢窝。珀西明白了哈利的意图,便不再紧贴在遗体上, 也出手相助。他们猫着腰躲避着从操场上射来的魔咒,一起拖 着弗雷德离开了危险地带。
    “这儿。”哈利说,他们把弗雷德放在本来有一套铠甲的 壁龛里。哈利不敢再多看弗雷德一眼,确保遗体藏好以后,他 便跟着罗恩和赫敏跑开了。马尔福和高尔不见了,走廊上灰尘 弥漫,散落着被击碎的石块,窗户上的玻璃早就没有了。哈利 看见走廊尽头有许多人奔来奔去,不知是敌是友。转过一个弯 ,珀西像公牛一样大吼一声:“卢克伍德!”就冲一个正在追 赶两个学生的高个子男巫奔了过去。
    “哈利,在这里!”赫敏尖叫道。
    她刚才把罗恩施到了一幅挂毯后面,两人似乎扭在一起。 哈利一时没明白过来,以为他俩又在拥抱,接着看见赫敏在拼 命阻拦罗恩,不让他跑去追珀西。
    “听我说——听我说,罗恩!”
    “我想去帮忙——我要去杀食死徒——”
    他的脸扭曲了,满是黑烟和泥灰,愤怒和悲痛使他浑身发 抖。
    “罗恩,只有我们能够结束这一切!求求你——罗恩—— 我们需要找到那条蛇,我们必须杀死那条蛇!”赫敏说。
    可是哈利理解罗恩的感受。寻找另一个魂器不可能带来复 仇的快感。他也想投入战斗,去惩罚他们,惩罚那些杀死弗雷 德的人,他还想找到韦斯莱家的其他人,最重要的是弄清,百 分之百地弄清金妮没有——然而他不允许那个念头在脑海里成 形——
    “我们要战斗!”赫敏说,“我们必须战斗,都能接近那 条蛇!但现在千万不能忘记我们应该做的事——事情!只有我 们才能结束这一切!”
    她也在哭,一边说一边用撕裂、烧焦的衣袖擦着脸,但她 仍然紧紧抓着罗恩,做着深呼吸平静自己的情绪。她转身望着 哈利。
    “你需要弄清伏地魔在那儿,他会把蛇带在身边的,对吗 ?快,哈利——到他脑子里去看看!”
    为什么如此容易?是因为几小时来伤疤一直在灼痛,渴望 向他展示伏地魔的思想?哈利听从赫敏的吩咐闭上了眼睛,立 刻,战斗的呐喊声、撞击声,以及各种杂乱刺耳的声音都似乎 被淹没了,变得若有若无。他似乎站在离它们非常非常遥远的 地方……
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