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終章 十九年後 Nineteen Years Late(4)

时间: 2023-08-16    进入日语论坛
核心提示:「ねぇ、ねぇ」ジェームズが再び顔を出した。トランクもふくろうもカートも、もうどこかに厄やっ介かい払ばらいしてきたらしく、
(单词翻译:双击或拖选)

「ねぇ、ねぇ」

ジェームズが再び顔を出した。トランクもふくろうもカートも、もうどこかに厄やっ介かい払ばらいしてきたらしく、ニュースを伝えたくてむずむずしている。

「テディがあっちのほうにいるよ」

ジェームズは振り返って、もくもく上がる蒸気の向こうを指した。

「いま、そこでテディを見たんだ それで、何してたと思う――ビクトワールにキスしてた」

たいして反応がないので、ジェームズは明らかにがっかりした顔で、大人たちを見上げた。

「あのテディだよ テディ・ルーピン あのビクトワールにキスしてたんだよ 僕たちの従姉いとこの だから僕、テディに何してるのって聞いたんだ――」

「――二人の邪魔じゃまをしたの」ジニーが言った。「あなた、本当にロンにそっくり――」

「――そしたらテディは、ビクトワールを見送りに来たって言った そして僕、あっちに行けって言われた。テディはビクトワールにキスしてたんだよ」

ジェームズは、自分の言ったことが通じなかったのではないかと気にしているように、繰り返した。

「ああ、あの二人が結婚したら素敵すてきなのに」リリーがうっとりと囁ささやいた。「そしたらテディは、本当に私たちの家族になるわ」

「テディは、いまだって週に四回ぐらいは、僕たちのところに夕食を食べにくる」ハリーが言った。「いっそ、僕たちと一緒いっしょに住むように勧すすめたらどうかな」

「いいぞ」ジェームズが熱狂的に言った。「僕、アルと一緒の部屋でかまわないよ――テディが僕の部屋を使えばいい」

「だめだ」ハリーがきっぱり言った。「おまえとアルが一緒の部屋になるのは、家を壊こわしてしまいたいときだけだ」

ハリーは、かつてフェービアン・プルウェットのものだった使い込まれた腕うで時ど計けいを見た。

「まもなく十一時だ。汽車に乗ったほうがいい」

「ネビルに、私たちからよろしくって伝えるのを忘れないでね」ジェームズを抱きしめながら、ジニーが言った。

「ママ 先生に『よろしく』なんて言えないよ」

「だって、あなたはネビルと友達じゃないの――」

ジェームズは、やれやれという顔をした。

「学校の外ならね。だけど学校ではロングボトム教授きょうじゅなんだよ。『薬やく草そう学がく』の教室に入っていって、先生に『よろしく』なんて言えないよ……」

常識のない母親は困るとばかりに頭を振りながら、ジェームズは気持のはけ口にアルバス目がけて蹴けりを入れた。


    “嘿!”
    詹姆钻了出来,已经卸下行李、猫头鹰和推车,并显然有一肚子新闻要讲。
    “泰迪在那边,”他气喘吁吁地说,指指身后云雾般翻滚的蒸气中,“刚才碰到了!你猜他在干什么?亲吻维克托娃! ”
    他抬头望着大人,显然为他们的无动于衷而失望。
    “我们的泰迪!泰迪·卢平!在亲吻我们的维克托娃!我们的表姐!我问泰迪他在干什么——”
    “你打搅了他们?”金妮说,“你真像罗恩——”
    “——泰迪说他是来送她的!然后就叫我走开。他在亲吻他!”詹姆又说,像担心自己没说明白。
    “哦,如果他们结婚多好!”莉莉兴奋地说,“这样泰迪就能真正成为咱家的人了!”
    “他已经差不多一星期来吃四次饭了,”哈利说,“我们为什么不干脆请他住到我们家来呢?”
    “对啊!”詹姆热烈地说,“我不介意跟阿不思合住—— 泰迪可以住我的房间!”
    “不行,”哈利坚决地说,“你和阿不思不能住在一个房 间,除非我想让房子被毁掉。”
    他看了看那块曾经属于费比安·普威特的破旧手表。
    “快十一点了,你们上车吧。”
    “别忘了跟纳威说我们爱他!”金妮拥抱詹姆时说。
    “妈妈!我不能对教授说爱!”
    “可你认识纳威——”
    詹姆翻了翻眼睛。
    “在校外是认识,可在学校里,他是隆巴顿教授,不是吗 ?我不能走进草药课堂去跟他说爱……”
    他为妈妈的愚蠢而摇头,同时朝阿不思的方向踢了一脚, 发泄自己的情绪。
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