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『論語』の衛霊公篇-05

时间: 2014-05-06    进入日语论坛
核心提示:[白文]5.子曰、無為而治者、其舜也与、夫何為哉、恭己正南面而已矣、[書き下し文]子曰く、無為にして治むる者はそれ舜か。
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[白文]5.子曰、無為而治者、其舜也与、夫何為哉、恭己正南面而已矣、 
 
[書き下し文]子曰く、無為にして治むる者はそれ舜か。夫れ(それ)何をか為さんや。己を恭々(うやうや)しくして正しく南面せるのみ。 
 
[口語訳]先生が言われた。『何もせずに上手く天下を統治したものは舜だけであろうか。あの人はいったい何をしたのだろうか?ただ自分の身を慎んでへりくだり、帝位に就いていたというだけなのだ。』 
 
[解説]孔子が伝説の聖王である舜の政治について言及した章で、舜は『無為の為政者』として自分の身と心を修めるだけで徳治政治を実現していたという。儒教は、刑罰を嫌って道徳を勧める教えなので、理想的な政体というのは何も法律を作らず何も処罰しない政府(朝廷)ということになる。伝説的な帝王である舜が、人民が自発的に法(倫理)を守りたくなるような人格者であったということを伝えるエピソードであろう。舜は、自らは何も命令(強制)せずに『修己治人』の理想の境地を体現した伝説上の人物と言える。 
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