福島県北部の特産品、あんぽ柿の出荷が産地の桑折町などで盛んに行われています。
あんぽ柿は福島県北部の伊達地域の特産品で、柿の実を硫黄を燃やした煙でいぶしたあと、1か月ほど干して柔らかく仕上げた干し柿です。産地では出荷が盛んに行われていて、このうち桑折町の農園では8日も柿の皮をむいたり干し上がった柿の形を整えたりする作業を行っていました。ことしは夏の猛暑で柿の色づきが遅れるなどの影響が出たということですが、秋になって雨が降り、あんぽ柿用の柿の収穫量は例年になく多いということです。この農園の平井國雄さんは「収穫量は去年より2割ほど多く糖度も高いので多くの皆さんに食べてもらいたい」と話していました。あんぽ柿の出荷は来月中旬まで続くということです。