北海道北見市の水産加工場で、正月用の「かずのこ」の出荷に向けた仕上げの作業が盛んに行われています。今月末から全国に向けて出荷するということです。
北見市内の水産加工場では、6月から、にしんの卵を塩水に漬け、かずのこに加工する作業を進めてきました。今は仕上げの段階に入り、従業員およそ70人が作業に追われています。従業員はピンセットで、かずのこの表面に残った黒い皮をていねいに取り除いていました。その後、かずのこはパック詰めにされていきます。ことしのかずのこは、歯応えがよく、大きさや形も整っているということで、ほぼ例年並みの1キロ8000円から1万円で販売される予定です。加工場の製造部主任の亀田記孝さんは「正月の縁起物として、手作業でていねいに作っています。お子さんからお年寄りまで味わってもらいたいです」と話していました。この北見市の加工場では、今月末から正月用のかずのことして、全国に向けて出荷するということです。