来月、全線で開業する東北新幹線に、新幹線としては初めて導入される、最上級の「グランクラス」のシートやサービスが公開されました。座席は本革製で、専属の担当者がつき、東京・新青森間に乗車する場合、料金は普通車よりもおよそ1万円高くなるということです。
公開されたのは、来月4日に全線開業する東北新幹線に、来年3月から導入される新型車両「はやぶさ」の最上級の座席「グランクラス」です。グリーン車を超える、新幹線としては初めての最上級のクラスで、シートは本革製、普通車で1列に5席、グリーン車でも4席ある座席を3席に減らし、1席当たりの横幅を広げました。また、防音材を厚くするなどのくふうで、車内の騒音を従来よりも2デシベルから3デシベル下げて、より静かな環境を実現したということです。「グランクラス」には専属の担当者がつき、軽食などのサービスが無料で受けられるということで、料金は、東京・新青森間に乗車した場合、普通車よりもおよそ1万円、グリーン車よりも5000円高い2万6360円になります。JR東日本の原口宰営業部長は「これまでの鉄道になかったゆとりと快適さをアピールし、シニア層やビジネスで活躍するミドル層を獲得したい」と話しています。