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有家难回 告知子孙

时间: 2016-03-17    进入日语论坛
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春は満開のサクラ、夏は闇を彩るホタルの群舞。四季の美しい光景が次々あらわれる。しかし、それらの写真に人は写っていない。ページをめくると、餌の根茎を求めて土を掘り返すイノシシや、牛舎に侵入するサルが登場する。人が消えた集落の今である。
 
春日里,樱花盛开;夏天,成群的萤火虫点亮夜晚。四季美丽的景色依旧呈现在人们的面前。但是,人类却不去拍摄这类照片。翻开相册,既有猪为了寻找植物根茎充饥而翻土的照片,也有猴子闯入牛棚的照片。而这就是人类消失的村落的现状。
 
福島県飯舘(いいたて)村の南端に位置する長泥(ながどろ)地区。福島第一原発が吐き出す大量の放射性物質を浴び、村で唯一の帰還困難区域に指定された。地区の役員や協力者の写真家、社会学者らが今月、この5年の記録として『もどれない故郷(ふるさと)ながどろ』という本を刊行した。
 
位于福岛县饭馆村南端的长泥地区,承受着大量福岛第一核电站所释放的大量放射性物质,在该村内还有唯一一处被指定为难以回归区域的地区。当地的公务人员和撇和工作的摄影师、社会学者等人与本月出版记录这5年情形的《无法回去的故乡,长泥》一书。
 
水素爆発直後、危険情報は地区の人々に知らされなかった。防護服の男たちが線量を測りに来ているにもかかわらず。「なぜもっと早く避難させてくれなかったのか」という怒りが、今も人々の心にくすぶる。
 
氢爆炸之后,没有人将危险的消息通知给当地的居民。即便有穿着防护服的男子来测量辐射也没有说任何话。“为什么不让我们早日避难呢?”,那种愤怒至今仍折磨着他们。
 
74世帯、281人は散り散りになった。年に1回の懇親会には100人ほどが集まるが、いつまで結束を保てるか。今のうちに本を作っておこう。区長の鴫原良友(しぎはらよしとも)さん(65)はそう思ったと語る。
 
74个家庭,281个人就这样四散了。虽然每年一度的聚会都有100多人参加,但那又能维持到什么时候呢?所以趁着现在,想出一本有关的书。区长鴫原良友先生讲述了自己的想法。
 
あの日以前の写真も多く収録した。花見や盆踊り、老人会の催し。「じいちゃん、ばあちゃんの姿を子や孫に伝えたい」と鴫原さん。多くの聞き書きでたどった地区の歴史も子孫に手渡される。
 
书中还收集了那天以前的很多照片。既有赏花、跳盂兰舞的情形,也有老年人活动的场面。鴫原先生说,“想把爷爷、奶奶的样子告诉给子女儿孙们。”通过诸多见闻而收集的地区历史也想传承给下一代。
 
原発被災地の痛切な記録だ。地区を超えて広く読まれればいい。次世代を気遣う鴫原さんの言葉が本にある。「地球を滅ぼすために原発やってんだか、処分場もできないうちになんでやんだかって、あの精神が俺はわかんない」。
 
这是核电站灾区悲痛的记录。如果能有更多的人看到就好了。担忧下一代的鴫原先生的话语也出现在书中,“难道是为了毁灭地球而开发核电站吗?连处理地区都没装备就运转核电站,这种精神我无法理解。”
 
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