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地表冰碴 雪寄小花

时间: 2017-01-29    进入日语论坛
核心提示:いてつく朝、踏むとサクサク音を立てる霜柱ならもちろん知っていたが、シモバシラという名の植物があることを最近知った。真冬に
(单词翻译:双击或拖选)
いてつく朝、踏むとサクサク音を立てる霜柱ならもちろん知っていたが、シモバシラという名の植物があることを最近知った。真冬になると茎のまわりに氷が花のように咲く。つい先日の氷点下の朝、東京都町田市の薬師池公園を訪れ、実物を初めて見た。
 
在令人瑟瑟发抖的清晨,踩上去会发出“嘎吱嘎吱”声音的冰柱,大家肯定都知道,但名为“シモバシラ”(冰柱)的植物却是最近才晓得。严冬,它的茎秆上,冰像花一般绽放。在前不久某个滴水成冰的清晨,我走访了位于东京都町田村的药师池公园,第一次看到了实物。
 
枯れた茎を純白の氷の膜がぐるりと取り巻く。天を指す円錐(えんすい)や三角錐が多い。ふわりとした綿あめ型もあれば、細くとがった棒状もある。たわむれる氷の妖精たちのようだ。当欄に写真を載せられないのが惜しまれる。
 
洁白的冰膜覆盖在其枯萎的茎秆上。呈耸立状的多是圆锥状和三角锥状的“シモバシラ”。此外,还有绵软形态的,细尖棒子形态的。就如同一群嬉闹的冰之妖精。
 
「きめ細かな氷で、光沢は絹のよう。東京の高尾山で見て研究対象に加えようと決心しました」。そう話すのは帯広畜産大学の武田一夫教授(65)。凍結現象が専門で、舗装道路をも変形させる霜柱を分析し、三十数回訪ねたモンゴルでは永久凍土を研究した。
 
“冰面光滑,其光泽如同丝绸。自东京的高尾山初遇之后,就决定将其列入研究对象。”说这话的是带广畜产大学教授武田一夫教授(65岁)。冻结现象是其研究领域,他还分析让铺装道路变形的冰柱,并在访问过三十几次的蒙古进行永久冻土的研究。
 
教授によると日本固有のシソ科植物で関東以西に自生する。氷の花の正体は、茎の表面から放射状に出る薄い氷の結晶。吸水や凍結の仕組みを物理学の手法で調べ、寒さに強い農作物にいかしたいと話す。
 
据教授说,它其实是日本固有的紫苏科植物,繁衍于关东以西地区。而冰花的真面目则是茎秆呈放射状的冰之结晶。他用物理的方法调查了吸水和冻结的原理,还说想将其活用于耐寒度高的农作物。
 
大寒を過ぎたが、各地で寒波が猛威をふるい続ける。山陰地方では多くの車が立ち往生を強いられた。冬に氷の観察を満喫できるありがたさが身にしみる。
 
虽然大寒过去了,但各地的寒流仍在滥发淫威。在山阴地区,很多车进退不得。我深深地感受到在冬天尽情观察冰是多么幸福的一件事。
 
〈霜柱顔ふるるまで見て佳(よ)しや〉橋本多佳子。地表の霜柱も、触れるほど顔を近づけると、その繊細な美がわかる。シモバシラもしかり。かがんで顔を寄せ、小さな宝石にしばし見入った。朝の日差しを浴びると、まもなく音もなく溶けて消えた。
 
“冰柱化前,样子奇特”,这是桥本多佳子的诗。越是将脸凑上去,就越是能明白其纤细之美。当然,“シモバシラ”也是如此。在河边观察时,屡屡看到了小粒的宝石。沐浴在清晨的日光下,其马上就会悄无声音地消失,非常可惜。
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