▼有一份杂志在今年夏天落下了帷幕。这是一份残疾人问题综合性杂志,名叫“宛若微风轻松上街”。它的着眼点并非在于评论有关残疾人的理论以及政策,而是注重这些当事人内心的呼声,并且提出一些往往容易被忽视的诸如他们的恋爱、生育等问题。
▼1979年に大阪で創刊した。障害者が街に出ることに今よりずっと覚悟のいる時代だった。偏見や先入観は根強く、通りを行く障害者に注がれる視線は冷たかった
▼该杂志于1979年在大阪创刊,那是一个相对于当今而言,残疾人上街是需要勇气和认真斟酌的时代。偏见以及先入为主的旧观念根深蒂固,行走在大街上的残疾人往往要遭遇冷漠的目光。
▼反響を呼んだ特集「車いすひとりある記」は、脳性まひの男性が介助者なしで外出する体験記だ。駅員に「介助者がおれへんかったら乗ったらあかん」と拒まれる。「あんたは死んだ方がしあわせやで」と通行人に言われる
▼反响强烈的特集“轮椅独行”记录了一位罹患大脑麻痹的残疾人在没有护理陪同的情况下独自外出的体验。车站工作人员拒绝他乘用城铁,“没有护理,不能乘坐”。行人则直截了当地说,“你这样的,死了或许更幸福”
▼最終の91号まで編集長を務めた河野秀忠(かわのひでただ)さんが先週、亡くなった。74歳だった。「終刊を見届けて間もなかった。雑誌と一緒に逝ってしまった」と古くからの友人も驚く
▼直到最后的第91期出版,一直担任着主编职务的河野秀忠先生在上周与世长辞,享年74岁。老朋友大为惊讶,“这才看到最后一期的出版没过几天啊,他是和这份杂志一同走的”
▼「鉄の意志がなければ生きられない社会は、鉄のように冷たい」「社会に不可欠なのは水道、電気、ガス、そして福祉」「心のアンテナを全開状態にしていないと、風のように吹き抜ける幸せをつかまえられない」。河野さんが本紙に語っている。平易で奥深い言葉は、在野の哲学者を思わせる
▼“没有钢铁般的意志难以生存的社会如同钢铁般的冰冷”“社会不可缺少的除了自来水、电力和煤气之外,还需要福祉”“心灵的天线若不设置为全开状态,就难以捕捉到如风一般一吹而过的幸福”,河野先生语重心长地对本报袒露了自己的心声。平凡通俗且又寓意深刻的话语让人想到了身处民间的哲学家。
▼「そよ風」の刊行された38年の間に、障害者の暮らしの幅は少しずつ着実に広がってきた。それでもなお、障害のある乗客は駅頭や搭乗口でしばしばとまどう。障害者施設の入所者が危害を加えられる。そよ風がくまなく社会に行き渡るのはいつだろう。
▼在“微风”这份杂志发行的38年期间,残疾人的生活范围逐步稳健地有所扩大。即便如此,身患残疾的乘客往往还是会在车站前以及入口处不知所措。一些住进了残疾人设施的残疾人甚至还受到了伤害。这微风什么时候才能够吹遍社会的每一个角落啊。