白いパールのように輝く歯を持つ人は清潔感がありとても魅力的ですよね。黄ばんだ歯、黒ずんだ歯では笑顔を見せるのも恥ずかしいものです。しかし、キチンと歯は磨いているのにどうして歯は黄ばんでしまうのか。どのような飲み物、食べ物がその原因となるのか歯医者さんに聞きました。
よくコーヒーや赤ワインは歯を黄ばませると言いますが、それはその通り。しかし、「コーヒーより紅茶のほうがもっと歯を変色させる」とニューヨークのデンタルスパ「LAVAAN」の共同創設者で歯科医でもあるDr.ジェフリー・ラッパポートさん。
緑茶やハーブティーなど色の薄いものは紅茶よりはその度合いは弱いもの、黄ばみの原因となるのは確かだといいます。原因はその色とタンニンにあり、色素が沈着してしまうのです。
赤ワインも歯の変色の原因となりますが、白ワインもそれほど歯にフレンドリーというわけではないようです。Dr.ラッパポートによると、白ワインのような高い酸性度を持つ飲み物や食べ物は、一緒に食べた色が濃く変色作用を持つ食べ物の歯への浸透を促進してしまうのです。
たとえば、スポーツドリンク、ダイエット飲料、レモネードなども非常に酸性のため白い歯を保つ妨げとなります。
その他、ソースやケチャプといった色の濃い調味料、着色料が使われたお菓子類、喫煙なども歯の変色の原因となります。
かと言って、歯の変色が気になるからと自分の食生活まで変えるのは行き過ぎとラッパポート氏。歳を取るとともに歯のエナメル質が薄くなるため、黄ばみが進行するのは仕方のないことです。そこは歯医者などでの定期的なお手入れでカバーするようにしましょう。
難しい言葉:
【パール(pearl)】:珍珠。
【ハーブティー(herb tea)】:花草茶,凉茶。
【タンニン(tannin)】:丹宁。
【レモネード(lemonade)】:柠檬水。
【エナメル質】:珐琅质。