■同じ使用時間だと、やっぱりパソコンが一番疲れる?
同疑問を横浜相鉄ビル眼科医院の大高功先生にお聞きしたところ、同じ使用時間、同じ真剣度で見るならば、より光がたくさん目に入り、より小さい文字を読まなければいけない機器が一番疲れるとのことで、答えはスマホだった。
だが、毎日の生活のなかで、これらを同じ使用時間、同じ真剣度で見ることはまずないだろう。そこで同じ使用時間で比べた場合を考えていただいた。
「テレビは字幕を除いて基本文字がなく、見ないと生活できないわけではないので、疲れという面ではそんなに大きくないと思います。スマホは文字があって小さく、近くで見るので光も結構目に入りますから、かなり疲れます。でも、通常使用では生活がかかっているわけではありません」(大高先生)
大高先生いわく、目の疲れは見る真剣度=見ることに生活がかかっているかどうかと、文字の大きさが関係してくるとのこと。となると、同じ使用時間ではPCが一番疲れるという答えだった。
「パソコンは、それをやることに生活がかかっている人がたくさんいます。そういう方にとっては使用が義務で、真剣に文字などを見る必要がありますから、そういう使い方は同じ使用時間では一番疲れます」(大高先生)
■鬱病にも発展する「目の疲れ」の怖さ
ちなみに大高先生の病院では、極度の目の疲れで鬱病になった患者さんがおり、これらの原因はPCでの仕事使用が専らなのだそう……。反対にスマホやテレビの目の疲れが原因で、というケースは今までにないとのことだ。
仕事でPCがマストだと、ノイローゼになる可能性も。スマホでの仕事が増えてくれば、同じような患者さんも出てくる可能性はなきにしもあらずのため、心当たりのある人はくれぐれも注意したい。
専門家の意見は上記だったが、皆さんはいかがだろうか? 「教えて!goo」では「眼精疲労の回復に効果的な方法教えて」と皆さんの意見を募集中だ。