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強い大将の話(2)

时间: 2022-11-27    进入日语论坛
核心提示:二このとき、あちらから目めを泣なきはらした、貧まずしげな女おんながやってきました。その女おんなは、もうだいぶの年としとみ
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二


このとき、あちらから目めを泣なきはらした、貧まずしげな女おんながやってきました。その女おんなは、もうだいぶの年としとみえて、頭髪かみのけが白しろうございました。
大将たいしょうは、女おんなを呼よび止とめて、都みやこへゆく路みちをたずねました。
「あなたは、どなたさまでございますか。」と、年老としとった女おんなは、泣なきはらした目めを上あげて尋たずねました。
「おまえは、俺おれを知しらないのか、今度こんど大戦争だいせんそうをして、ついに敵てきを負まかした、大将たいしょうが俺おれだ。」と、大将たいしょうはいわれました。
年老としとった女おんなは、じっとその顔かおを見上みあげていましたが、
「あなたは、地図ちずをお持もちにならないのでございますか。」と申もうしました。
「ああ、この大戦たいせんでみんな焼やけてしまった。」と、大将たいしょうは激戦げきせんの日ひの有あり様さまを目めに思おもい浮うかべて答こたえられました。
すると年老としとった女おんなは考かんがえていましたが、さびしい細ほそい路みちを指ゆびさして、
「これを、まっすぐにおゆきなさるとゆかれます。」と申もうしました。
大将たいしょうは、わずかな家来けらいを引ひき連つれて、その路みちを急いそがれました。けれど、どこまでいっても人家じんかがありません。やっとたどりついたところは、いつか激戦げきせんのあった、思おもい出だしてもぞっとするような戦場せんじょうであって、ものすごい月つきの光ひかりが照てらしていたのであります。
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