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強い大将の話(3)

时间: 2022-11-27    进入日语论坛
核心提示:三「こんなところへきては、後うしろへもどるようなものだ。あのおばあさんは、うそをいったな。」と、大将たいしょうは怒おこら
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三


「こんなところへきては、後うしろへもどるようなものだ。あのおばあさんは、うそをいったな。」と、大将たいしょうは怒おこられました。その夜よは野宿のじゅくをして、翌日あくるひ、またその道みちを引ひき返かえしたのです。
今度こんどは、あちらから、白しろい着物きものをきて、髪かみを乱みだしたはだしの娘むすめがきました。大将たいしょうは、その娘むすめを呼よび止とめられました。
「俺おれは、大将たいしょうだが、都みやこの方ほうへゆく路みちは、どういったがいいか。」と、おたずねになりました。
娘むすめは、悲かなしそうな顔かおつきをして、大将たいしょうの顔かおをながめていましたが、
「この路みちをまっすぐにゆきなされば、あなたの思おぼし召めしなさるところへ出でられます。」と申もうしあげました。
大将たいしょうは、うなずかれて、この娘むすめは正直者しょうじきものらしいから、けっしてうそはいうまいと思おもわれて、娘むすめの指ゆびさした路みちを急いそいでゆかれました。
やはり、どこまでゆきましても、人家じんからしいものは見みあたりませんでした。やっと、たどり着つくと、そこはまだ新あたらしい墓場はかばで、今度こんどの戦争せんそうに死しんだ人ひとのしかばねがうずまっていて、土つちの色いろも湿しめっていたのでありました。
「俺おれは、こんなところへきたいと思おもったのでない。じつに不埒ふらちなやつらだ。なんでこの名誉めいよある俺おれを、みんなが欺あざむくのだ。」と、さすがの大将たいしょうも、ひどくお怒おこりになりました。
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