返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 小川未明童話集 » 正文

僕はこれからだ(1)_小川未明童話集_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:僕はこれからだ小川未明村むらからすこし離はなれた、山やまのふもとに達吉たつきちの家いえはありました。彼かれは学校がっこう
(单词翻译:双击或拖选)

僕の通るみち

小川未明


僕ぼくはまいにち、隣となりの信しんちゃんと、学校がっこうへいきます。僕ぼくは、時計屋とけいやの前まえを通とおって、大おおきな時計とけいを見みるのがすきです。その時計とけいは、時刻じこくが正確せいかくでした。
また、果物屋くだものやの前まえで、いろいろの果物くだものを見みるのもすきです。どれも美うつくしい色いろをして、いいにおいがしそうでした。
僕ぼくは、肉屋にくやの前まえを通とおるのがきらいでした。だから、なるたけ、店みせの方ほうを向むかないようにして通とおりました。人間にんげんのため働はたらいた牛うしや馬うまを食たべるのは、かわいそうなことのように思おもいます。
もう一つ、こまることがありました。魚屋さかなやの前まえに、いつも、赤あかい、強つよそうな犬いぬがいることです。
この犬いぬは、よく人ひとにほえました。また、自転車じてんしゃに乗のった人ひとを追おいかけました。だから、いつ、自分じぶんにも、ほえつくかもしれないからです。
「犬いぬなんか、こわくないよ。」と、信しんちゃんはいいました。
しかし、僕ぼくは、ひとりのときは、まわりみちをして、肉屋にくやと魚屋さかなやの前まえを通とおらないようにしました。
ある日ひ、信しんちゃんは、僕ぼくに向むかって、
「もう明日あしたからは、いっしょに学校がっこうへいかれないね。」といいました。
それは、信しんちゃんの組くみが、午後ごごからになったためです。
僕ぼくは、悲かなしくなりました。そうして、二人ふたりが魚屋さかなやの前まえにくると、ちょうど、赤犬あかいぬとよその子供こどもが遊あそんでいました。
「君きみ、その犬いぬはどこの犬いぬなの?」
勇敢ゆうかんな信しんちゃんが、聞ききました。
「さあ、どこの犬いぬかな。いままで飼かっていた人ひとがいなくなって、うちがないのだよ。くつ屋やのおじさんが、かわいがっているから、くつ屋やの犬いぬだろう。」と、男おとこの子こが、答こたえました。
「名なは、なんというの?」
「赤あかといっているよ。」
「人ひとに食くいつかない?」
「かまわなければ、食くいつきなどしないさ。」
「よくほえるだろう。」と、僕ぼくがいいました。
「おかしなようすをした人ひとに、ほえるよ。」と、そばにいた女おんなの子こが、答こたえました。
信しんちゃんは、犬いぬのそばへいって、頭あたまをなでてやりました。
「清せいちゃんも、なでておやりよ。」と、信しんちゃんが僕ぼくにいいました。
僕ぼくはこわくて、どうしてもなでる気きになれませんでした。
「なでてやると、君きみになれるよ。」と、また、信しんちゃんがいいました。
僕ぼくがまごまごしているのを見みて、よその男おとこの子こが、笑わらっていました。すると、女おんなの子こが、
「いやなのを、むりにすると、食くいつくかもしれないよ。」といいました。僕ぼくは、なでるのをやめました。
あくる日ひ、僕ぼくが、ひとりで学校がっこうから帰かえると、赤あかが尾おをふって、僕ぼくのそばへやってきました。僕ぼくはうれしかったので、
「赤あかや、赤あかや……。」といって、赤あかの頭あたまをなでてやりました。
このごろ、僕ぼくは、学校がっこうのいきかえりに、赤あかを見みるのが、たのしみです。そうして、その姿すがたを見みないときは、さびしい気きがします。
僕ぼくは、女おんなの子このいった言葉ことばを、いつまでも忘わすれません。

轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%

热门TAG: