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ぴかぴかする夜
时间:
2022-12-08
进入日语论坛
核心提示:ぴかぴかする夜小川未明都会とかいから、あまり遠とおく離はなれていないところに、一本ぽんの高たかい木きが立たっていました。
(单词翻译:双击或拖选)
ぴかぴかする夜
小川未明
都会
とかい
から、あまり
遠
とお
く
離
はな
れていないところに、一
本
ぽん
の
高
たか
い
木
き
が
立
た
っていました。
ある
夏
なつ
の
日
ひ
の
暮
く
れ
方
がた
のこと、その
木
き
は、
恐
おそ
ろしさのために、ぶるぶると
身
み
ぶるいをしていました。
木
き
は、
遠
とお
くの
空
そら
で、
雷
かみなり
の
鳴
な
る
音
おと
をきいたからです。
小
ちい
さな
時分
じぶん
から、
木
き
は、
雷
かみなり
の
怖
おそ
ろしいのをよく
知
し
っていました。
風
かぜ
をよけて、
自分
じぶん
をかばってくれた、あのやさしいおじさんの
大木
たいぼく
も、ある
年
とし
の
夏
なつ
の
晩方
ばんがた
のこと、
目
め
もくらむばかりの、
電
いなずま
といっしょに
落
お
ちた、
雷
かみなり
のために、
根
ね
もとのところまで
裂
さ
かれてしまったのでした。そればかりでない、この
広
ひろ
い
野原
のはら
のそこここに、どれほど
多
おお
くの
木
き
が、
雷
かみなり
のために、
打
う
たれて
枯
か
れてしまったことでしょう。
「あまり、
大
おお
きく、
高
たか
くならないうちが、
安心
あんしん
だ。」といわれていましたのを、
木
き
は、
思
おも
い
出
だ
ました。
しかし、いま、この
木
き
は、いつしか、
高
たか
く
大
おお
きくなっていたのでした。それをどうすることもできませんでした。
木
き
は、それがために、
雷
かみなり
をおそれていました。そして、いま、
遠方
えんぽう
で
鳴
な
る
雷
かみなり
の
音
おと
をきくと、
身
み
ぶるいせずにはいられませんでした。
このとき、どこからともなく、
湿
しめ
っぽい
風
かぜ
に
送
おく
られてきたように、一
羽
わ
のたかが
飛
と
んできて、
木
き
のいただきに
止
と
まりました。
「
私
わたし
は、
山
やま
の
方
ほう
から
駆
か
けてきた。どうか、すこし、
翼
はね
を
休
やす
めさしておくれ。」と、たかはいいました。
しかし、
木
き
は、
身
み
ぶるいしていて、よくそれに
答
こた
えることができませんでした。
「そ、そんなことは、お
安
やす
いご
用
よう
です。た、ただ、あなたの
身
み
に、
障
さわ
りがなければいいがと
思
おも
っています。」と、やっと、
木
き
は、それだけのことをいうことができました。
「それは、どういうわけですか。なにを、そんなに、おまえさんは、おそれているのですか?」と、たかは、
木
き
に
向
む
かって
問
と
いました。
木
き
は、
雷
かみなり
のくるのを
恐
おそ
ろしがっていると、たかに
向
む
かって、これまで
聞
き
いたり、
見
み
たりしたことを、
子細
しさい
に
物語
ものがた
ったのでありました。これを
聞
き
いて、たかはうなずきました。
「おまえさんのおそれるのも
無理
むり
のないことです。
雷
かみなり
は、こちらにくるかもしれません。いま、
私
わたし
は、あちらの
山
やま
のふもとを
翔
か
けてきたときに、ちょうど、その
近
ちか
くの
村
むら
の
上
うえ
を
暴
あば
れまわっていました。しかしそんなに
心配
しんぱい
なさいますな。
私
わたし
が、
雷
かみなり
を、こちらへ
寄越
よこ
さずに、ほかへいくようにいってあげます。」と、たかはいいました。
木
き
は、これを
聞
き
くと、
安心
あんしん
いたしました。しかし、この
鳥
とり
のいうことを、はたして、
雷
かみなり
がききいれるだろうかと
不安
ふあん
に
思
おも
いました。そのことを
木
き
は、たかにたずねますと、
「
私
わたし
は、
山
やま
にいれば、
雷
かみなり
を
友
とも
だちとして
遊
あそ
ぶこともあるのですから、きくも、きかぬもありません。」と、たかは、うけあって、いいました。ちょうど、そのとき、
前
まえ
よりは、いっそう、
大
おお
きくなって、
雷
かみなり
の
音
おと
が、とどろいたのでした。
木
き
は、
顔色
かおいろ
を
失
うしな
って、
青
あお
ざめて、ふるえはじめたのです。たかは、
空
そら
にまき
起
お
こった、
黒雲
くろくも
を
目
め
がけて、
高
たか
く、
高
たか
く、
舞
ま
い
上
あ
がりました。そして、その
姿
すがた
を
雲
くも
の
中
なか
に、
没
ぼっ
してしまいました。たかは、
黒雲
くろくも
の
中
なか
を
翔
か
けりながら、
雷
かみなり
に
向
む
かって、
叫
さけ
びました。
「
君
きみ
は、あんな、さびしい、
野原
のはら
などをおびやかしたって、しかたがないだろう。それよりか、もっと、おびやかしがいのある、
都
みやこ
の
方
ほう
へでもいったらどうだ。」と、たかは、いったのです。
怖
おそ
ろしい
顔
かお
をしているが、
案外
あんがい
、
心
こころ
のやさしい
雷
かみなり
は、
太
ふと
いしゃがれた
声
こえ
をだして、
「いったい
僕
ぼく
は、だれをも、おびやかしたくないんだが、
僕
ぼく
が、
散歩
さんぽ
に
出
で
ると、みんなが
怖
こわ
がってしかたがない。なんという
僕
ぼく
は
不幸
ふこう
ものだろう。
野原
のはら
にいっても、いちばん
高
たか
い
木
き
のとがった、
頂
いただき
へ、ちょっと
足
あし
を
止
と
めるばかりなんだ。どこへいったって、
僕
ぼく
は
遠慮
えんりょ
をしている。
都
みやこ
の
方
ほう
に、あまりいかないのも、
僕
ぼく
の
遠慮
えんりょ
がちからなんだ。それで、いつもさびしい
野原
のはら
の
方
ほう
へ、いくようなしだいなんだ。」と、
答
こた
えました。すると、たかは、
空
そら
に、もんどりを
打
う
ちながら、
「よく、
君
きみ
の
心
こころ
の
中
なか
は、わかっている。しかし、いつも、
野原
のはら
の
方
ほう
へいくんでは、
君
きみ
も、
散歩
さんぽ
のかいがないというもんだ。このごろ、
都会
とかい
は
美
うつく
しいぜ。ひとつ、
今日
きょう
は、
都会
とかい
の
方
ほう
へいってみたらいいだろう。」と、たかはいいました。
正直
しょうじき
で、
信
しん
じやすい
雷
かみなり
は、たかのいうことに
従
したが
いました。そして、
雷
かみなり
は、
方向
ほうこう
を
転
てん
じて、
都
みやこ
の
方
ほう
へ
進
すす
んでいきました。
黒雲
くろくも
は
雷
かみなり
に、
従
したが
いました。そして、さながら
前
まえ
ぶれのように
冷
つめ
たい、
湿
しめ
っぽい
風
かぜ
は、
野面
のづら
を
吹
ふ
くかわりに、
都会
とかい
の
上
うえ
を
襲
おそ
ったのです。
雷
かみなり
は
目
め
の
下
した
に、
燈火
ともしび
のきらきらとついた
都会
とかい
をながめました。そこからは、
自分
じぶん
の
鳴
な
る
音
おと
に
負
ま
けないほどの、ゴウゴウなりとどろく、
汽罐
きかん
のうなり
音
おと
や、
車輪
しゃりん
のまわる
音
おと
や、いろいろの
蒸気機関
じょうききかん
の
活動
かつどう
するひびきをききました。
この
有
あ
り
様
さま
を
見
み
ると、
雷
かみなり
は、ここでは、
遠慮
えんりょ
をしなくてもいいだろう、という
気
き
が
起
お
こりました。しかし、
雷
かみなり
は、どこへでも
落
お
ちていいというような、
乱暴
らんぼう
な
考
かんが
えはもちませんでした。どこか、
自分
じぶん
の、ちょっと
足
あし
をとめていいところはないかと
探
さが
しました。
正直
しょうじき
な、やさしい
雷
かみなり
は、
黒
くろ
い、
太
ふと
い
一筋
ひとすじ
の
電線
でんせん
が、
空中
くうちゅう
にあるのを
見
み
つけました。そして、
注意深
ちゅういぶか
く、その
線
せん
の
上
うえ
に
降
お
りました。すると、いままで、
威勢
いせい
よく、きらきらと
燈火
あかり
が
輝
かがや
いて、
荘厳
そうごん
に
見
み
えた
都会
とかい
が、たちまち
真
ま
っ
暗
くら
となって、すべての
機械
きかい
の
鳴
な
る
音
おと
が、
止
と
まってしまいました。
雷
かみなり
は、どうしたことかと、びっくりしてしまいました。このとき、
野原
のはら
の
高
たか
い
木立
こだち
は、
星晴
ほしば
れのした
空
そら
に、すがすがしく
脊伸
せの
びをしたのであります。
――一九二四・七――
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