嬉野(うれしの) (佐賀県嬉野市)
「嬉しい」と神功皇后を喜ばせたという温泉
佐賀県嬉野市は、嬉野川の清流沿いにある、高温で湯量の豊富な源泉のある温泉地である。嬉野温泉といえば、九州でも名高い温泉郷で、美肌効果抜群という泉質は、浸かるだけで肌がツルツルになると、とくに女性に人気だ。
そのためか、その地名の由来にも、古代のある女性が深く関わっているらしい。
地名の伝説の主は、神功皇后。その昔、神功皇后が戦の帰りの道中にこの温泉郷を訪れたところ、川のなかに羽を浸して休んでいた白鶴が、その後に元気に飛び立つ様子を見て驚いたという。
そこで、戦に疲れている自軍の兵士たちに入るよう伝えたところ、そこには温泉が湧いていて、たちまち兵士たちの傷や疲れが癒えたのである。
そのことをとても喜んだ神功皇后は、「あな、うれしの」と言ったという。この言葉が、「嬉野」という地名の起源であるという。
嬉野町は、一九五五(昭和三十)年に吉田村と合併し、さらに一九六三(昭和三十八)年には塩田町の一部を編入して地域が広がった。現在では、「うれしのほほん」をキャッチフレーズに、嬉野温泉を全国にアピールしている。
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