博奕岬(ばくちみさき) (京都府舞鶴市)
竜神様とクジラ大王が「白黒勝負」をした岬
京都府の舞鶴湾口の東部にある岬を「博奕岬」というが、その名前の由来には、ある変わった伝説がある。
その昔、竜神様とクジラ大王が出会ったときの話。
両者とも、自分がこの世でいちばん強いと思っていたため、それぞれに自慢話をはじめてしまった。
クジラ大王は「俺は世界中の海を泳いでいる、深い海でも潜れるし、俺より大きい魚はいないんだ」と言い、竜神様は「私は大空を高く飛べるし、速さだって誰にも負けない」と言う。
どちらも自慢の種は尽きず、とうとう実際に勝負をして決着を付けることになった。
ただ、竜神様は女性なので、力比べでは、やはり分が悪い。だから、知恵比べをしようということになった。
そこで、近くの浜辺に転がっていた黒と白の石を使って、囲碁のような勝負をしたという。
残念ながら、そのときの勝ち負けは伝説にはないのでわからないのだが、このときから、この岬を博奕岬と呼ぶようになったのだという。
この伝説のとおり、この近くの瀬崎の海岸には、真んなかで線を引いたように、白と黒の石を分けて置いてある。白のほうが花崗岩でできた石で、黒のほうが輝き緑りよく岩がんでできた石なのだそうだ。
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