八尾(やお) (大阪府八尾市)
美しい声でさえずる八ツ尾のウグイス
大阪府中部にあり、西側を大阪市に隣接する八尾市。同地の名前の由来にも、さまざまな伝説がある。
その昔、このあたりに西郷(現・山城町)という地があった。そこには一羽のウグイスが住んでいて、毎朝飛んできては、一本の木に止まって一生懸命さえずっている。
その声がたいへん美しく、趣深いので、これを聞く人はたいへんな感動をおぼえていた。
ただ、このウグイスの尾羽は、珍しくも八枚あったので、いつしか「美しく鳴く八ツ尾のウグイスがいる」と評判になっていった。
そこで、誰とはなしに、この木のあるあたりを「八尾木」と呼ぶようになったのだという。
その後、長い年月を経て、そのウグイスはいなくなってしまったが、八尾木という地名が「八尾」という形になり、このあたりの村を八尾というようになったようだ。
また、そのほかの説では、弓ゆ削げの道どう鏡きようが、八尾に西の京(由義ゆげの宮みや)を造営するため、大和川の洪水を防ぐ堤をつくった。
このときの工事で打ち込んだ杭が、数え切れないほどたくさん、つまり「八百」だったことから、それが転じて八尾になったという話もあるようだ。
英语
韩语
法语
德语
西班牙语
意大利语
阿拉伯语
葡萄牙语
越南语
俄语
芬兰语
泰语
丹麦语
对外汉语



