「子が親を気配りしなきゃの歳になり」語り口、話の内容を聞きながら、いや聞かされながら、私の方は親が元気でいることを確認します。声の調子、話の筋立て・要領、特に同じ内容の話を繰り返していないかに注意を払います。また、菜園仕事のときは帽子を忘れず、途中休み休みやり、水を頻繁に飲むことを必ず言い添えます。「ああ、分かっている」空返事に感じますと、もう一度繰り返します。
「ありがとう贈られ元気を再確認」野菜がいっぱい詰まった箱が届くと心が躍ります。野菜は日頃の電話で分かるのですが、ほかにいろいろ詰めてくれるからです。小さいとき、好きだったお菓子が入っているときには涙が出そうになります。こちらがいくら気配りしていても、子は子なんだな、と思う瞬間です。
「親からの荷物届く日親子の日」荷の結び具合でどちらが詰めたのかが分かります。確かな結び目を解きながら「しっかりやれよ」と声をかけられている感覚がします。「毎日が親子の日だろうが」と父はよく冗談を言いますが、改めて親子を確認するのがこの、荷を解く日です。