委託販売の決済建値について、ご相談を申し上げます。
契約書の草案に決算貨幣は、日本円建とあります。しかし、ご存知のように日本円対香港ドルのレート変化が激しく、半年に20%の上下もあり、建値を日本円としますと当社のレートリスクは大きすぎます。
レートリスクを避けるために、外貨予約の提案を申し上げますので、可能性をご検討下さい。計画書では、資金回転は最低年間4回とのことですが、これにより3ケ月ごとに米ドルの予約をすればレートの上下変化にかかわらず、予定収益が保証できます。米ドルと香港ドルの間はレートが連動しますから、予定の必要はありません。
いうまでもなく、上記は円高リスク回避に有効な装置であります。その代り、円安の時期には、レートの変化による差益が得られません。従いまして、この方法によるかどうかは、御社でご判断ください。
以上、よろしくお願いします。
単語:
予定収益 ⇔予想収益