菅総理大臣は、辞任した前原外務大臣の後任に、松本剛明外務副大臣を昇格させることを内定しました。
菅総理大臣は、在日外国人から違法な政治献金を受け取っていた問題で前原外務大臣が辞任したことを受け、後任の外務大臣の人選を進めた結果、外務副大臣を務めている松本剛明氏を昇格させることを内定しました。
松本氏は衆議院兵庫11区選出の当選4回で、51歳。銀行員を経て、父親の松本十郎元防衛庁長官の秘書を務めたあと、平成12年の衆議院選挙で初当選しました。松本氏は安全保障政策に明るいことで知られており、これまでに党の政策調査会長や衆議院議院運営委員長を務めています。そして去年9月の菅改造内閣の発足に伴って、外務副大臣に就任しました。菅総理大臣としては、週明けにG8=主要8か国の外相会議などの外交日程が立て込んでいることや、対中国、ロシア外交などの懸案を抱えていることなどを踏まえ、外交政策の継続性を重視して松本氏を起用したものとみられます。