地震で大きな被害を受けた東北新幹線が、早ければ来月の末にも全線で運転が再開される見通しになりました。
東北新幹線は、昨日(22日)までに東京~那須塩原間と、盛岡~新青森間で運転が再開されましたが、那須塩原と盛岡の間は止まったままになっています。国土交通省は、昨日、不通となっている区間の復旧作業の進み具合について、JR東日本から説明を受けました。
それによりますと、全線の復旧にはまだ1か月以上かかるものの、高架橋が崩落するなどの深刻な被害はなかったため、早ければ来月の末にもすべての区間で運転を再開できる見通しが立ったということです。それまでも、那須塩原から北に向かって復旧工事が終わったところから順次、運行区間を延ばしてゆく方針です。
また、今回の地震では、東北地方の在来線も大きな被害を受けましたが、このうち、東北線や仙石線、それに仙山線の仙台市周辺を走る区間については、来月上旬までに復旧できる見通しとなりました。