福島県飯舘村で昨日(20日)、採取された水道水から国の基準となる指標の3倍を超える放射性物質が検出されました。厚生労働省は「一時的に飲んでも直ちに健康に影響はない」としていますが、念のため住民らに対して飲み水として利用するのを控えるよう呼びかけています。
厚生労働省によりますと、飯舘村では昨日、採取された水道水から「放射性ヨウ素131」と呼ばれる放射性物質が965ベクレル検出されました。これは、国の指標である1キログラム当たり300ベクレルの3.2倍に当たりますが、厚生労働省は「一時的に飲んでも直ちに健康に影響はなく、手洗いや入浴などの生活用水として利用するのは問題ない」としています。そのうえで、念のためこの水道水を利用する飯舘村のおよそ3700人の住民らに対して飲み水として利用するのを控えるよう呼びかけています。