関係者によりますと、携帯電話大手のNTTドコモは韓国の大手電機メーカー「サムスン」や、「富士通」や「NEC」などの日本の電機メーカーと、スマートフォンに使われる通信制御用の半導体の開発などを行う合弁会社の設立に向けて協議を始めることで基本合意しました。
近く、NTTドコモがその準備のための会社を立ち上げたうえで、今年度中の合弁会社の設立を目指してサムスンなどと本格的な協議を始めることにしています。
通信制御用の半導体は、スマートフォンの性能を左右する重要な部品ですが、現在はアメリカのメーカーが大きなシェアを占めています。
ドコモとしては、今後、急拡大が見込まれるスマートフォン市場に性能の高い製品をいち早く投入していくため、みずから半導体の開発や製造に関わることでこの分野の主導権を確保する必要があると判断したものとみられます