标准日本语初级听力 日语口语王 日语新手一学就会(日常交际篇) 我的日语书,一看就上口 走遍日本 日语口语900句 标准日本语中级听力(附文本) 新世纪日本语教程 精彩日文晨读 (MP3+文本) 圣经-日语版 日本语达人之道 日语美文听力 临时急需—马上说日语 新编日语第一册 新编日语第二册 新编日语第三册 别笑!我是日语单词书 遇到世上最美的爱 听童话,学日语 NHK新闻听力 听日剧练听力 365天日语口语大全 听新闻练听力 日本传说故事 办公室日语生存手册:AB对话篇 每天读一点日本民间故事大全 经典日本文学(有声) 日语有声新闻 日语入门 上海市日语中级口译教程 恋愛心理学◆モテの真実 想哭时的良药◆泣きたいときのクスリ 养命酒(日语健康讲座) Living Style 新编日语第四册 东京大学讲座 逆向式新日语 商务日语情景口语100主题 办公室日语生存手册 新编汉日日汉同声传译教程 日语国际能力测试一级词汇随身听 日语国际能力测试二级词汇随身听 日本人必说的65句日语 躺着背日语 新物语快乐读解 50天日语闯通关 感动心灵的日文哲理故事 日语经典童话 日文寓言 日语故事 当代日本语会话 日本文化听力 大家的日本语 新世纪日语听力 ビジネスマン物語 日语听力能力训练 早安日语 蜜蜂声药 从日本中小学课本学日文 大家的日语 日语新闻听力 日语有声读物 大家的北海道 横滨社会咖啡 文化系トーク 光とともに 名大讲座 人生を変える出会い 寻找真我 人生という宝物 日语初级听力练习 日语每日一句
返回首页
当前位置: 首页 »日语听力 » 日语美文听力 » 正文

日语美文听力:02-茶之味

时间: 2011-09-06    作者: jpstudy    进入日语论坛
核心提示:お茶の味 「そろそろ店を閉めようか。」幸田さんは時計を見ながらそう思った。通りの街灯はもう明かりがついていた。 先代から受けついだ店をなんとかやってきた。自分なりの
(单词翻译:双击或拖选)

  お茶の味
  「そろそろ店を閉めようか。」幸田さんは時計を見ながらそう思った。通りの街灯はもう明かりがついていた。
  先代から受けついだ店をなんとかやってきた。自分なりのやり方で、新しいお得意さんもできた。いついなくそんな考えにふけりながら、店を見まわしたとき、冷たい風が舞いこんで、お客さんが入ってきた。それがいつも上等のお茶を買いに来ていた女性だと気付くのに、時間がかかった。
  もう何年も前から決まって、毎月買いに来てくれていた。落ち着いたたち振る舞いや、洋服の趣味の良さなど、テンショウがよく似合っていると思った。ところが、ここ一二年、ぱったり見かけなくなった。気になっていたが、どこの誰かもわからなかったので、そのうち忘れていた。久しぶりの来店に、見違えてしまった。すっかりやつれて、別人かと思った。
  変わっているのは、それだけではなかった。いつもなら迷わず、テンショウを買ってもらうのに、ずいぶん迷っている。奥にいた奥さんもおかしいと思った。
  「寒くなりましたね。お茶を入れましたので、どうぞ。」そっと声をかけて、店の隅のテーブルにお茶を置いた。
  奥さんが店に出るようになってから、お客さんにお茶を出すようになった。「どのお茶にしようか」迷っているお客さんには、それとなくお勧めのお茶を入れて出す。決して押し付けがましくなくて、そのタイミングが絶妙だった。それを売りにするつもりなどなく、実にさりげなかった。
  「ありがとうございます。」女性客は申し訳なさそうに腰をおろし、ゆっくりとお茶を飲んだ。
  「ああ、やっぱりおいしい。」ため息とともに、そういうと、ハンカチで目を覆った。
  「お客さん、」あとは奥さんにまかせて、幸田さんは黙って奥へ引っ込んだ。
  「ごめんなさい。久しぶりにテンショウをいただいたので、つい???主人がとても好きだったんです。もう一度飲ませてやりたかったと思うと???もう吹っ切れていたはずなのに。」
  「ご主人、お亡くなりに???」
  黙ってうなづき、またハンカチで涙をぬぐった。
  奥さんは何も言わずに、自分も腰をおろした。
  「お恥ずかしいですが、主人と一緒になるまでは、お茶なんて何でもよかったんです。」女性客は涙を止めるように、話し出した。
  彼女の主人は腕の良い建具職人だった。昔語りで人がよかったが、お茶にだけはうるさかった。することや、料理には何も言わなかったが、彼女の入れるお茶が気にいらなくて、いつも文句を言っていた。
  「わたしがお茶の味がわからなかったのが、いけなかったんです。」思い出すように話すのを、奥さんは黙って聞いていた。
  「それでも、何度も叱られているうちに、わたしにも何となくわかるようになってきました。何十年も一緒にいて、ようやくお茶がおいしいと思うようになった頃に???」
  店の外はもう暗くなっていた。街路樹はすっかり葉を落して、街灯にふるえていた。
  「主人、筋ジストロフィーだったんです。」
  「まあ???」
  「最初は歩くのが不自由だった。原因がわからなくて、病院を転々とした。筋ジストロフィーだとわかったときには、もう車椅子の生活だった。年を取ってからの発病だったので、二か月の命だって言われました。」
  「そんな???ひどい。」奥さんは急に口の中が苦くなるのを感じた。
  「治療法がないです。死を待つだけ、残酷の病気です。二か月の命と告げられてから、二年後に亡くなりました。頑張ったんですよ。」彼女はもう泣いていなかった。代わりに、奥さんの目には涙があふれていた。
  「皮肉なものですね、やっとお茶の味がわかって、ようやくあの人のことを理解できたと思った頃に???思い出すのがつらくて、テンショウを飲まないようにしていました。それなのに、近くまで来ただけなのに、気が付いたら店の中にいました。でもよかった。奥さんのお茶をいただいて、わかりました。主人はまだわたしの中にいるんです。このお茶は、主人がわたしに残してくれた大切なものなんです。」
  奥さんは何か言うと、涙声になりそうで、黙って何度もうなづいた。
  「すみません。すっかり話し込んでしまって。いつもの???」
  「ありがとうございます。いつものテンショウです。」いつの間にか店に出てきていた幸田さんは、包装したテンショウを差し出した。
  すっかり更けてしまった街には、イルミネーションが躍っていた。その中を帰っていく女性客を見送りながら、奥さんは思った、「お茶の味、わたしはわかっているだろうか。あの人は私のお茶を、どんな思いで飲んでいるのだろう。」
  茶之味:
  快到关门的时间了吧,幸田一边看着表一边想。街道上已经亮起了灯光。
  他继承了这家店铺,因为经营独到,有越来越多的客人喜欢上了这间小店。幸田感慨着环视四周,一股冷风从门那边吹进来,有客人进店了。
  幸田过了好一会,才想起这原来就是那位经常买上等茶的女顾客。
  几年前,她曾经每个月都来买茶,那端庄的举止、得体的套装与“天祥”十分匹配。
  可是这两年完全看不见她了,最开始时还想着这个人,不过因为不晓原因,大家也就渐渐淡忘了。这次到来,她几乎让人认不出来了,简直像是换了个人,而变化还不仅如此。以前她从来都是直接买“天祥”的,可是现在却犹豫再三,在里屋的妻子也觉得有些奇怪。
  “天气越来越冷了啊,给您沏了杯茶,请慢用。”
  妻子轻轻地对她说,把茶放在了店角落里的茶几上。
  自从妻子也开始一起经营茶店之后,她常常为客人沏茶。当客人犹豫不决的时候,她会很自然地端上杯自己推荐的茶。因为总是能够恰到好处地端上茶,而不是强人所难地让顾客买茶,她没有把这当成纯粹的生意,这反而让客人觉得自然亲切。
  “谢谢。”
  女顾客深深地鞠了一躬,开始品茶。
  “真是好茶啊!”她感慨地拿起手帕遮住了眼睛。
  “您……”
  幸田没有说话退到后堂,把这里交给了妻子。
  “对不起,好久没喝天祥,所以就……”
  “我丈夫非常喜欢喝,好想让他再喝一次啊……可是他却不在了。”
  “您丈夫已经……”
  她默默的点点头,拿手帕拭去眼泪。妻子什么都没说,只是坐在他身边。
  “说起来惭愧,和他生活在一起之前,我对茶几乎一无所知。”
  女顾客止住眼泪开始讲述。
  她的丈夫是位优秀的门窗隔扇手艺人,脾气随和,只是对荼比较挑剔。家务、烧饭什么都不在乎,可是总是抗议她的茶泡得不好。
  “他总接受不了我不会品茶。”
  女顾客慢慢地讲述,妻子默默地听着。
  “就这样被他抱怨了几次之后,我也慢慢开始懂茶了,在一起几十年,我终于体会到茶的美味,可这时候……”
  屋外黑了下来,街道两旁的树上不多的残叶在街灯中摇曳。
  “老公他患的是肌肉萎缩。”
  “嗯……”
  “最开始只是走路有些吃力,为查清病因而辗转于各个医院之间,得知是肌肉萎缩的时候已经只能在轮椅上了。”
  ……

轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(3)
60%
踩一下
(2)
40%

------分隔线---------- ------------------