16日午前9時10分ごろ、福岡県朝倉市杷木穂坂の大分自動車道下り線の杷木トンネル内で、観光バスが陸上自衛隊福岡駐屯地(同県春日市)のトラックに追突し、トラックが横転した。トラックの陸曹2人が重軽傷を負い、バスの乗客ら32人も軽いけがをして病院に運ばれた。大分道下り線杷木―日田インターチェンジ間は4時間近く通行止めとなった。
県警高速隊によると、現場はトンネル出口の約200メートル手前で、片側2車線の直線道路。走行車線を走っていたバスが追突し、その衝撃でトラックが追い越し車線側に横転した。トラックの助手席の陸曹(47)は腕の骨が折れる重傷。運転手の陸曹(44)と、バスの乗客ら32人が打撲や割れたガラスで顔などを切るけがをしたという。
バスの運転手は「前の車両がよく見えなかった」と話しているという。