水平や円形…全国で珍しい虹 気象会社に報告数百件
4日、虹の一種で水平な「環水平アーク」や円形をした「暈(かさ)」(ハロ)と呼ばれる珍しい気象現象の報告が相次いだ。気象情報会社ウェザーニューズには、全国の利用者からこの日だけで数百件の報告があった。
大阪市立科学館の江越航(わたる)学芸員によると、太陽と雲の位置関係が一定の条件にあり、雲にある氷の結晶の向きがそろったときに起こる現象だという。太陽の高い初夏から夏によく見られる。普通の虹と違い、太陽のそばに現れるという。
ウェザーニューズには、朝方に関東地方から、昼ごろには近畿地方から「うっとりー」「得した気分」といったコメントとともに写真付きの投稿が次々と舞い込んだ。大阪管区気象台によると、連休中の5、6日はいずれも雲が少ないといい、これらの現象が見られる確率は低そうだという。
難しい言葉
舞い込む【まいこむ】:予期しないものが不意に入って来る。