歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが殴られてけがをした事件で、海老蔵さんは東京・西麻布のビルの6階にあるバーで同席したグループの男性とトラブルになったあと、同じビルの11階の会員制の店に移っていたことが関係者への取材でわかりました。警視庁の調べで、11階の外階段で血痕が見つかっていて、警視庁は11階で殴られたものとみて当時の状況を調べています。
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんは、今月25日、ほおの骨にひびが入るなど顔や頭に全治6週間のけがをして都内の病院に入院しています。警視庁の調べに対して、海老蔵さんは「飲食店で数人のグループと知り合い、酒を飲んでいたらトラブルになって殴られた」と話しているということで、警視庁は被害届を受けて傷害の疑いで捜査しています。関係者によりますと、海老蔵さんは、当日の未明、東京・港区西麻布のビルの6階にある行きつけのバーで、同席したグループの男性とトラブルになったあと、同じビルの11階にある会員制の店に移ったということです。警視庁が現場を調べたところ、11階の外階段から下に向かって血痕が付いているのが見つかっていて、警視庁は海老蔵さんが11階で殴られたものとみています。警視庁は11階の店の関係者を探すとともに、海老蔵さんや、ほかの店の関係者らから話を聞いて当時の状況を調べています。