2022年のサッカーワールドカップの開催を逃した日本サッカー協会の小倉純二会長は「極めて残念だ。日本が掲げた『次世代のワールドカップ』という提案は評価されたと思うが、『2002年大会を開催したばかりで、2回目の開催は早すぎる』という指摘を打ち消すことができなかった」と敗因を分析しました。
そのうえで、「立候補したことは後悔していないが、別の戦い方があったのかどうか、これから考えたい。予算も限られていたし、もっと多くの人間で時間をかけてやりたかったという思いもある」と振り返りました。また、開催地に選ばれたカタールについては「ずいぶん努力して国を挙げて招致していたので、おめでとうと言いたい。2018年大会の開催地となったロシアとともに、これまで一度もワールドカップを開催したことがない国が勝ったということは、FIFAの理事たちがサッカーの領域を広げていくことを選んだのだと思う」と述べました。今後のワールドカップ招致については「日本サッカー協会は2050年までにワールドカップを開催することを目指しているので、サッカーファンの支持が得られるならば、今後もチャレンジしたい」と前向きな姿勢を示しました。