秋田県男鹿市の水族館で、地元の伝統行事の「なまはげ」にふんした飼育員が、水槽に潜って魚に餌をやる催しが行われました。
秋田県男鹿市の男鹿水族館GAOでは、大みそかに行われる地元の伝統行事にちなみ、毎年、この時期に、なまはげの格好をした飼育員が水槽に潜って魚に餌をやる催しを行っています。30日は、鬼のような面をつけたなまはげにふんした飼育員が、メダイやシマアジなど男鹿半島の近くに生息するおよそ2000匹の魚が入った水槽で餌のオキアミをまきました。訪れた人たちは、写真を撮ったりなまはげに手を振ったりして楽しんでいましたが、中にはなまはげの姿に驚いて泣きだしてしまう子どももいました。男鹿市に住む小学1年生の男の子は「家に来るなまはげは怖いけど、こっちは怖くなかった。なまはげがびゅーんと跳ぶところがかっこよかった」と話していました。