悪天候のため打ち上げが延期されていた日本の宇宙輸送船、HTV・「こうのとり」を載せたH2Bロケットは、22日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられることになりました。
「こうのとり」の2号機を載せたH2Bロケットは、種子島宇宙センターから20日午後3時半ごろ打ち上げられる予定でしたが、悪天候のため延期されていました。宇宙航空研究開発機構は、新たな打ち上げの日時を検討した結果、天候が回復する22日の午後2時38分ごろ、打ち上げることを決めました。ロケットに載せられた「こうのとり」は、地上350キロ余りの軌道を回る国際宇宙ステーションに物資を運ぶため日本が開発した無人の輸送船で、今回の2号機には、実験装置のほか、宇宙飛行士の飲み水などあわせて5.3トンの物資が積み込まれています。打ち上げ後は、およそ5日かけて地上からの遠隔操作で宇宙ステーションに近づき、今月28日の午前4時ごろ、ドッキングすることになっています。