プロ野球・ロッテからFA=フリーエージェント宣言した小林宏之投手が、目指していた大リーグへの移籍を断念し、阪神に入団することになりました。小林投手は、来月のキャンプからチームに合流する予定です。
小林投手は、阪神からの獲得の申し出を受け、20日午前、大阪・泉佐野市内のホテルで真弓明信監督らとおよそ40分間交渉を行いました。その結果、阪神に入団することで合意し、今後、正式な契約を結ぶことになりました。交渉のあと小林投手は、記者会見し、大リーグの8球団から獲得の申し入れがあったものの、いずれもマイナー契約の条件提示だったことなどから、大リーグへの移籍を断念したことを明らかにしました。このうえで小林投手は「阪神からの熱意が伝わり、その期待に応えたい思いです。甲子園の大観衆が味方に付いてくれるのはとても心強く、投げるのが楽しみです」と抱負を語りました。また、真弓監督は「抑えの藤川球児投手につなぐリリーフとして活躍してほしい」と話し、去年29セーブを挙げロッテの日本一に貢献した右腕に期待していました。小林投手は、来月のキャンプからチームに合流する予定です。