アメリカのァ⌒マ大統領は、野党?共和党が医療保険改革を阻止する法案を議会下院で可決したことについて、「不安定な国民生活を考慮することなく、改革を阻止しようというもくろみにはくみしない」と述べ、共和党の姿勢を強く批判しました。
去年の中間選挙で議会下院の多数派となった野党?共和党は、ァ⌒マ大統領が就任後最大の成果と位置づける医療保険改革を阻止する法案を先週、下院で可決しました。これを受けて、ァ⌒マ大統領は28日、ワシントン市内で開かれた非営利団体の会合で演説し、「ことし成立した医療保険改革法によって保険料は下がってきているし、国の借金も制御できるようになったことは紛れもない事実だ。何もしなければ、財政は持続可能性のないものになっていた」と述べ、改革によって、巨額の財政赤字が生じるという共和党の主張に反論しました。そのうえで、ァ⌒マ大統領は「私はこの2年間の論争を蒸し返すようなことはしないし、不安定な国民の生活を考慮することなく、改革を阻止しようというもくろみにもくみしない。今は前に進むべきときだ」と述べ、医療保険改革の阻止を最優先課題の一つに掲げる共和党の姿勢を強く批判しました。