サッカー日本代表のフォワード、岡崎慎司選手と契約を結んだドイツ1部リーグ、シュツットガルトは、元の所属先のJ1の清水エスパルスがこの移籍を認めず、出場のための書類が整わないとしてFIFA=国際サッカー連盟に暫定的な出場の許可を求めています。
清水エスパルスに所属していた岡崎選手は先月、ドイツに渡り、シュツットガルトと契約を結びました。しかし、エスパルスはエスパルスとの契約が先月31日まであったにもかかわらず、同じ日からシュツットガルトとの契約が始まっていることなどがFIFAの規則に違反しているとしてこの移籍を認めず、移籍先でプレーするために必要な「国際移籍証明書」の発行を認めていませんでした。これについてシュツットガルトは契約日はリーグの規則に基づいて移籍期限の31日としたもので問題はないと主張しています。さらに、FIFAに一連の経緯を説明したうえで、岡崎選手が早く試合に出られるよう暫定的な出場許可を求めたということです。シュツットガルトは「FIFAの判断は数日中に出ると聞いている。これまで日本のチームとは良好な関係を築いてきただけに、エスパルスの対応は非常に残念だ」と話しています。シュツットガルトによりますと、岡崎選手は移籍証明書がないことから12日のリーグ戦に出場できなかったということです。