兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校で1日に卒業式が行われ、34人がタカラジェンヌとして来月、初舞台を踏むことになります。
宝塚音楽学校では、毎年、20倍前後という高い競争率の中から入学した生徒たちが、歌劇団の舞台を目指して2年間、歌やダンスなどのレッスンを受けます。卒業式を迎えたのは97期生の34人で、卒業生たちは、黒の紋付きに緑のはかまという学校の正装で記念写真を撮ったあと式に臨みました。式では、岩崎文夫校長から一人一人に卒業証書が手渡されました。このあと、卒業生総代の深森梓さんが「音楽学校で出会った同期の仲間の絆は、消えることはありません。大輪の花が咲く日を夢見ながら頑張っていきます」と答辞を述べました。卒業生たちは、1日に歌劇団に入団し、来月15日から始まる星組公演で、タカラジェンヌとして初舞台を踏むことになっています。卒業生の森川由貴さんは「音楽学校では、毎日、朝も夜も同期と一緒に自主的に稽古をしてきました。初舞台もみんなで力を合わせて頑張りたい」と話していました。