厚生労働省が地震による全国の水道の被害状況をまとめたところ、午後2時現在で北海道から中部地方までの18の道と県で、少なくとも110万世帯が断水しているということです。
このうち、茨城県では県内10の浄水場のうち8か所の浄水場が水の供給を停止するなどして、あわせて47万世帯が断水しているほか、千葉県でも31万世帯が断水しています。一方、東北地方の県では依然として連絡が取れない市町村もあることから状況の把握が難しいものの、これまでに分かった断水している世帯は、宮城県で8万7000世帯、岩手県で8000世帯となっています。厚生労働省は実際に断水している世帯は、この数をはるかに上回っているとみられることから、引き続き、情報を収集しています。また、厚生労働省の要請を受けて飲料水などを供給する応急給水車18台が宮城県と栃木県、それに茨城県と千葉県に向かっているということです。