卓球の福原愛選手が仙台市内の小学校を訪れ、東日本大震災の影響で別の小学校から移転して授業を受けている子どもたちを励ましました。
仙台市青葉区出身の福原選手は、被災者を励まそうと、18日から市内の避難所などを訪問していて、19日は宮城野区内の小学校を訪れました。この小学校では、津波の被害で校舎が使えなくなった若林区の荒浜小学校の子どもたちが校舎を借りて授業を受けています。小学校の体育館には2つの小学校の全校児童およそ230人が集まり、はじめに福原選手が高速のラリーやスマッシュを披露すると、子どもたちから「すごい」という歓声や拍手が上がりました。続いて子どもたちが、福原選手に後ろから手を支えてもらいながらラリーを体験したり、福原選手を相手に球を打ち合ったりして、交流を楽しんでいました。荒浜小学校の6年生の女の子は「福原選手は教え方が優しくて、かわいいので、元気になれました」と笑顔で話していました。福原選手は「きのう、荒浜小学校の被害を見て、子どもたちのことが本当に心配でしたが、思っていた以上に元気ですごく安心しました。これからも精いっぱいの支援を続けていきたいです」と話していました。