アメリカのァ⌒マ大統領は、先週発生した竜巻で130人以上が死亡した中西部ミズーリ州の被災地を訪れ、アメリカ政府として復旧や復興の支援に全力を挙げる考えを示しました。
アメリカ中西部は、今月22日に相次いで発生した竜巻に襲われ、このうち最も被害が大きかったミズーリ州ジョプリンでは、平均風速が秒速89メートルを超える竜巻によって、139人が死亡、750人以上がけがをしました。それから1週間がたった29日、ヨーロッパ歴訪から帰国したァ⌒マ大統領は、初めて被災地を訪れて深刻な被害の状況を見て回り、家を失った住民たちを激励しました。このあとァ⌒マ大統領は、大学の施設で執り行われた追悼式で演説し、ともに助け合いながら困難な状況に向き合っている被災者をたたえたうえで、「われわれがついている。この町が復興するまで、ともに歩んでいく」と述べ、アメリカ政府として、復旧や復興の支援に全力を挙げる考えを示しました。NOAA=海洋大気局によりますと、ことしに入って全米で発生した竜巻の数は、中西部を中心に推定で1364個と、去年1年間に発生した数をすでに80個余り上回っており、記録的な被害が出ています。