夏場の電力不足が見込まれるなか、スーパーなどでは、節電に役立つ商品の取り扱いを大幅に増やすなどの動きが出ています。
このうち大手スーパーの「イァ◇」は、室内の温度の上昇を抑える住宅用の日よけなど節電に役立つ商品の取り扱いを30%増やしており、冷蔵庫の冷気を逃しにくくするフィルムや保冷剤を使ったふとんカバーなどは、売り上げが大幅に伸びているということです。また、7月からは、家庭での消費電力を去年より15%以上減らした消費者に、電子マネーのポイントを追加するサービスも始めることにしています。一方、大手コンビニチェーンの「セブンーイレブン?ジャパン」は、来月から午後6時以降に総菜や麺類などの割引を導入することにしています。これは、会社でいわゆる「サマータイム」が導入されて早めに帰宅する会社員や、暑い日中の買い物を避け、夜間に外出する人などを取り込むねらいがあり、小売各社の間で節電関連の需要を取り込もうという動きが相次いでいます。