南米ボリビアの険しい山岳地帯をマウンテンバイクで走るツアーに参加していた日本人女性が、道路から誤って150メートル下の谷に転落して、死亡しました。
ボリビアの日本大使館によりますと、死亡したのは、現地を旅行で訪れていた上村尚未さん(32)です。上村さんは、先月31日、ボリビアの首都ラパス近郊にある標高4000メートル近い山岳地帯の道路をマウンテンバイクで走っていたところ、誤って道から外れ、谷に転落しました。上村さんは、およそ150メートル下の地点で遺体で見つかりました。この道路は切り立った山の斜面にあって、舗装されていない幅の狭い道路が断崖に沿っておよそ65キロにわたって続いています。上村さんは、この山岳道路をマウンテンバイクで走るツアーに参加していたということです。ここにはスリルを求めて世界中から多くの自転車愛好家が訪れていますが、毎年、数件の死亡事故が起きているということで、ボリビアの日本大使館でも注意を呼びかけていました。