ことし末に任期満了となる国連のパン??ギムン事務総長は、再選に不可欠な安全保障理事会の常任理事国5か国すべての同意を取り付けるめどが立ったことなどから、来週にも2期目に向けて立候補を表明する意向を固めました。
韓国出身で、2007年に就任した国連のパン??ギムン事務総長は、ことし12月末で5年間の任期が満了となり、次の事務総長は再びアジアから選ばれる見通しです。これについてパン事務総長は、引き続き核問題や地球温暖化など国際社会が抱えるさまざまな課題に先頭に立って取り組みたいとして、来週にも記者会見を開いて2期目に向けて立候補を表明する意向を固めました。パン事務総長が再選を目指すことにした背景には、再選に不可欠な安全保障理事会の常任理事国5か国すべての同意を取り付けるめどが立ったことや、アジアで対立候補の擁立を模索する動きが現時点で出ていないことなどがあるものとみられています。