4人が死亡した集団食中毒事件が起きた焼き肉チェーン店を運営していた金沢市の会社が、被害者への補償費用に充てるためだとして、福島県内の会社に店舗など資産を一括して、売却することを明らかにしました。
焼き肉チェーン店、「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件では、生の牛肉のユッケを食べた子どもを含む4人が死亡し、チェーン店を経営していた金沢市の「フーズ?フォーラス」は、自力での経営再建を断念して、石川?富山?福井と神奈川の4県に20ある店舗など資産の売却先を探していました。その結果、「フーズ?フォーラス」は、福島県を中心にチェーン店を経営する会社に、20ある店舗すべての経営権などを一括して売却することを決め、仮の契約を結んだということです。資産の売却額は2億円を上回るとみられていて、「フーズ?フォーラス」は、第1に被害者への補償のための費用に充てたいとしています。