ノルウェーの首都ァ」ロで爆弾テロが起きたのに続いて、郊外の島で男が銃を乱射し、これまでに93人が死亡した事件で、容疑者の男がインターネット上に掲載したとみられる文書には、事件当日までおよそ80日かけて爆発物を製造した過程が克明に記されており、事件との関連が注目されます。
この事件は22日、ァ」ロ中心部の首相府の近くで爆弾テロが起きたのに続いて、郊外の島で開かれていた与党の青年大会で男が銃を乱射し、合わせて93人が死亡したもので、警察は逮捕したアンネシュ?ブライビーク容疑者の取り調べを進めています。警察は24日も事件現場などで検証を続け、ブライビーク容疑者が爆発物を製造したとみられているァ」ロから150キロほど離れた農場では、複数の警察官が入念に敷地の中を捜索していました。一方、ブライビーク容疑者がインターネット上に掲載したとみられる1500ページに上る文書には、銃を手に入れ、爆発物を製造した過程が日記のかたちで記されていました。この中には、事件当日までおよそ80日間かけて化学肥料などを調合し実験を繰り返していた様子が克明に記されており、実験の成功を喜び、「失敗は許されない」と犯行を決意した心情なども、つづられています。ブライビーク容疑者は、日本時間の25日夜、裁判所に出廷し、罪状認否を行ったうえで勾留を継続するかどうかの審理を受けることになっています。