半年ぶりの通常開催となった大相撲の名古屋場所で優勝した大関?日馬富士が、一夜明けて会見し、「ファンの心を取り戻すため、これからもいい相撲をとりたい」と決意を述べました。
大相撲の名古屋場所は、24日の千秋楽で敗れたものの、大関?日馬富士が14勝1敗でおととしの夏場所以来となる2回目の優勝を果たしました。優勝から一夜明けて、日馬富士は25日午前、名古屋市西区で師匠の伊勢ヶ濱親方と共に会見を開きました。日馬富士は横綱?白鵬が狙った史上単独1位の8場所連続優勝を阻止して優勝したことについて、「自分のことで精いっぱいで、止めてやるぞというような考えはありませんでした。一日一番という気持ちの積み重ねが優勝につながったと思います」と振り返りました。また、八百長問題などで揺れた大相撲については「ファンの皆さんの心を取り戻すためにも自分自身は大関としての責任を果たしていい相撲をとりたい」と決意を述べました。そして綱取りがかかる来場所については「与えられたチャンスはしっかりつかまえたいです。一日一日を大切にして上を目指せるように、24時間、相撲のことだけを考えて臨みたいです」と話していました。大相撲秋場所は9月11日に初日を迎えます。