サッカーの女子ワールドカップで優勝した日本代表のディフェンダー鮫島彩選手が、所属するアメリカのチームに合流し、地元のファンから祝福を受けました。
鮫島選手は、所属していた東京電力の企業チームが福島第一原子力発電所の事故の影響で、活動休止となり、ことし6月、アメリカプロリーグのボストン?ブレーカーズに移籍しました。23日にボストンに戻ったばかりの鮫島選手は、ホームグラウンドのハーバード大学のグラウンドに姿を見せ、地元のファンやチームメートから温かい祝福で迎えられました。この日はワールドカップで中断していたリーグ戦の再開の初戦でしたが、鮫島選手は試合には出場せず、軽めの調整にとどめ、アメリカのテレビ局のインタビューを受けたり、ファンから写真やサインを求められたりと慌ただしい1日を過ごしました。試合前には代表選手たちをねぎらうセレモニーが行われ、日の丸に「おめでとう、サメ」と書かれた幕が掲げられる中、鮫島選手が紹介され大きな拍手を受けていました。鮫島選手は「みんなから『おめでとう』と声をかけてもらいました。ワールドカップのチャンピァ◇というのはそれだけ価値のあることなんですね。優勝したチームにいた責任と、それだけのプレーを見せていきたいです」と話していました。