仙台市を拠点に活動する音楽家たちによる東北を舞台にしたァ≮ラが、大震災の被害を乗り越えて、東京で初めて上演されることになり、29日、最終のリハーサルが行われました。
東京の新国立劇場で上演されるァ≮ラ「鳴砂」は、仙台を拠点に活動する音楽家が参加する「仙台ァ≮ラ協会」のァ£ジナルのァ≮ラ作品です。物語は、東北沿岸の貧しい村に現れた神秘的な女性を巡って、平和だった村に起きる争いを描いたもので、25年前に初演されたときは、原子力発電や自然破壊への警鐘が込められているとして話題になりました。東京公演は、去年から準備されていましたが、東日本大震災で多くのメンバーが被災し、中には、家族や家を失い避難所暮らしを強いられた人もいたため、一時は開催自体が危ぶまれました。しかし、「東北を舞台にしたァ≮ラ作品を復興のシンボルにしよう」という思いで稽古を重ねてきたということで、仙台ァ≮ラ協会の芸術監督の佐藤淳一さんは、「私たちが仙台で頑張っていることを多くの人に見てもらいたい」と話していました。ァ≮ラ「鳴砂」は、東京?渋谷区の新国立劇場で、30日とあすの2日間、上演されます。