たこ漁が盛んな広島県三原市では、たこの足の本数にちなんで8日、この1年間の漁に感謝する「たこ供養」が行われました。
三原市では古くからたこ漁が盛んで、地元の観光協会は、この1年の漁に感謝するため、たこの足の本数にちなんで8月8日を「たこの日」に定めて毎年「たこ供養」を行っています。8日は市内のお寺に観光協会や市の関係者など20人が集まり、「蛸之霊」と書かれた高さ1メートル50センチほどの大きな木の札の前で次々と焼香をしました。三原市では、たこを使った料理などで町おこしを進めていて、今月から秋にかけては、たこにちなんだ催しも開いていくことにしています。三原観光協会の渡邊文雄専務理事は「これからも関連団体と連携し、たこを通じて三原の食文化を全国に発信していきたい」と話していました。