ニューヨーク市場では、22日、ヨーロッパの金融システムに対する不安の高まりなどから、安全資産とされる金の先物を買う動きが強まり、金の先物価格は、史上初めて1ァ◇ス=1900ドルを突破しました。
22日のニューヨーク商品取引所では、ヨーロッパをはじめとした金融システムに対する不安の高まりや、世界経済の先行きへの懸念を背景に、リスクを避けようと、安全資産とされる金の先物を買う動きが強まりました。この結果、金の先物価格は1ァ◇ス=1900ドルを突破し、史上最高値を更新しました。金の先物価格は、ヨーロッパの信用不安の拡大やアメリカ国債の格下げで市場の動揺が広がったことから、今月に入ってから16%余り値上がりするなど、急激な上昇が続いています。市場関係者は「ヨーロッパの金融不安などを背景にした市場の混乱は収まっていないと考える投資家も多くリスクを避けようと金を買う動きは当面続くのではないか」と話しています。