台風15号の影響で断続的に強い雨が降っていた高知県南国市で、16日夜、60代の女性がタクシーを降りた直後に行方が分からなくなり、警察は、大雨で増水していた近くの用水路に転落した可能性があるとみて、付近を捜索しています。
16日午後10時40分ごろ、高知県南国市後免町の商店街で、タクシーを降りたばかりの女性の姿が見えなくなりました。タクシーの運転手が、近くの用水路のほうから「助けて」という声を聞いたということで、商店街を通りかかった人が、運転手から話を聞いて警察に通報しました。行方が分からなくなっているのは、高知県香南市の60代の女性です。用水路は幅が3メートルほどあり、近くでこの女性のものとみられる白い傘が見つかったことから、警察は、女性が雨で増水した用水路に転落して流された可能性があるとみて、捜索しています。高知県では、台風15号の影響で、16日夜から断続的に激しい雨が降り、南国市では降り始めからの雨量が100ミリを超えています。